三十九・満蒙国境ハルハ河
ここが問題のハルハ河。日満軍はハルハ河を国境と定め、ソ蒙軍は手前の丘を国境と主張した。こうして、互いに譲らず、争ったのである。
*補足(藤本)
ノモンハン事変に従軍した石坂准尉は言う。
「コップ一杯の水はようかん三本分に相当する。なぜって言ったら、ノモンハンは水が極端に不足していてね、喉が渇いて渇いて仕方がなかったんだ。たとえ、どぶ川の汚水だってあの戦場では貴重な飲料水さ。喜んで口にしたと思うね」
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