三十一・掖河



 牡丹江駅から北に約一キロメートル、牡丹江に架かる鉄橋を渡ると小さな掖河駅がある。駅から少し離れた小高い丘の上に兵舎が建てられている。

*補足(藤本)
 掖河(えきが)と読む。余談だが、石坂准尉の個人戦記をまとめるに当たり、普段使われない漢字に手を焼いた。

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