機動戦士ガンダム ソロモンの学徒兵 |
表紙 |
裏表紙 |
*本作には、無料版と有料版(書籍版)があります。 (無料版で、ゲームの全てを遊ぶことができます) |
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ゲーム名 |
機動戦士ガンダム ソロモンの学徒兵 |
ジャンル |
ミリタリー |
ゲーム形式 |
ゲームブック |
パラグラフ数 | 23 |
ページ数 | 126ページ(本文) |
プレー人数 |
1名 |
プレー時間 |
約60分 |
対象年齢 |
13歳以上 |
表紙 |
本文 |
裏表紙 |
*有料版(書籍版)を手に入れた皆さまへ 初版に誤植があります。申し訳ありませんが、以下のように読み換えてください。 ◆46ページ (誤) 操縦訓練過程 → (正) 操縦訓練課程 |
■ゲーム紹介
アニメ『機動戦士ガンダム』を題材にした、ミリタリー・ゲームブックです。 あなたは、ジオン軍の新兵(伍長)として、宇宙世紀0079年12月24日におこなわれたソロモン戦に参加します。 本ゲームは、判断を誤れば、即、戦死します。 やり直しの利かない戦争の様相を再現するために、そういう厳しいルールを設けました。 あなたのミリタリー知識や処世術をフルに用いて、個々の設問にチャレンジしてください。 タイムリミットはないので、1つの設問に、1日以上かけても問題ありません。 また、どうしても分からなかったら、解答を見てしまっても構いません。 このゲームは、受験勉強ではないからです。 科挙まがいのお勉強などクソ食らえ、というわけです。 現実世界において、分からないことがあれば――答えを調べるなり、その知識に精通した人物に教えを乞うなりするのが常なのですから……。
出来の悪いゲームブックでは、ある選択肢を選ぶと、いきなり、落とし穴に落ちて死亡する、といったものがあります。 事前のヒントも、一切ありません。 はっきり言って、理不尽です。 これをコンピューターゲームに例えるなら、『アローン・イン・ザ・ダーク』の第1作目のような作品です(『アローン・イン・ザ・ダーク』ファンの方、ごめんなさい) 私が子供の頃にプレーしたゲームブックに、そういう雑なものが、よくありました。 子供ながら、大いに疑問を覚えたものです。 本作は、そうしたゲームに、真っ向からケンカを売っています。 全ての選択肢に理由をこしらえたのです。 選択肢を間違って、武運拙く戦死すると、直属上官である小隊長(ブルクハルト少尉)から、その失敗の理由を懇切丁寧に教示されます。 もちろん、この小隊長の見解が正しいのかどうかは分かりません。 さながら、性善説と性悪説の論争に、いまだ答えが出ていないことと同じです。 小隊長の説教を受け入れるもよし、反論するもよし、あなたなりの答えを見いだしてください。 仮に、ゲームとして、間違いの選択肢をあなたが選んだとしても、あなた自身がよく考えたうえで、納得できる答えを用意できるのであれば、それは不正解ではなく、正解とします。 繰り返しになりますが、本作は受験勉強ではありません。 正しい答えなど、ないのです。 あなたが考えること自体に重きを置いています。 「よき判断」「よき思索」の刺激になることが、本ゲームの狙いです。
選択肢を幾つか用意してもよかったのですが――シンプルに割り切って、2つの選択肢しか、各設問に用意していません。 これは、選択肢を増やすことによって、あなたの判断を戸惑わせることが目的ではないからです。 ある種の「○×クイズ」のようなもの、と思ってください。 一方が正解で、もう一方が不正解です。 解答も、ちゃんと用意しています(小隊長の解説) 漢(おとこ)らしく、素朴なものに仕上げていますので、諦めることなく、根気強く考えて、答えを導いてください。
戦場で命のやり取りをしているのですから、80パーセントの正解、90パーセントの正解といったものはありません。 言ってしまえば、100パーセントの正解しかないのです。 少しでも判断を間違えれば、死に直結するからです。 それ故に、本ゲームは全問正解を合格点としました。 全問正解……厳しいでしょうか? 実は、設問はそれほど難しいものではありません。 私のような素人のミリタリーファンがゲームを作っているのですから、そもそも、難しいものを制作できるわけがありません。 全問正解はハードなように思えるかもしれませんが、よく考えれば、必ずこのゲームを、完璧にクリアすることができます。 あなたの心持ち次第、と、あえて申し上げておきましょう。
*主人公やエルマーは、幹候待遇の学徒として、下士官に任官(伍長)しています。しかし、劇中では、ペーペーの「一兵卒」として扱われることが多いです。在隊期間が1年にも満たないのですから、仕方ありません。それ故に、主人公やエルマーは、単なる「新兵」――ただの「初年兵」なのです。
『機動戦士ガンダム』はアニメ作品です。 したがって、どうしても、子供向けのものになりがちです。 私のようなファーストガンダム世代からすると、胸の大きなオペレーター(女の子)が出てきたり、必殺技のようなものを繰り出して戦ったり、腐女子を意識した美少年が出てきたりする、一部の『ガンダム』シリーズを、苦々しく思っています。 ミリタリーミニチュアズの軍隊プラモと同時進行でもって、ガンプラを作っていた世代からすると、そのミリタリー成分の枯渇した『ガンダム』には、がっかりするほか、ありません。 MSVやストリームベースに親しんだ、あの栄光の日々は、もはや過去のものになってしまいました。
以上、ちょっと面倒臭い、私のような方がいらっしゃいましたら、本作をプレーすることによって、少しは留飲が下がるかと思います(サンライズの関係者の方……言い過ぎました、ごめんなさい) 特に、光人社のNF文庫を愛読している方であれば、もろにドイツ兵、もろに日本兵を思わせる登場人物や設定、言葉づかいなどが出てきます。 ニヤリと笑っていただけましたら幸いです。 *** どうぞ、皆さま、「ハゲチョロ塗装」などで想起される、あの懐かしいガンダム界隈(かいわい)に、私と一緒に回帰しましょう。 私がこのゲームを作ったのは、そういう目的もあります。 |
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